介護士の雇用形態には正社員や派遣社員、パートやアルバイトなどがある。
正社員は各介護施設に就職をして、そこで長く働くことになるパターンがほとんどだ。基本的に長期雇用となり、数年、あるいは数十年働くことも珍しくない。
職場を離れるときには退職金が支給されるなど、待遇面でメリットが多いのも正社員の魅力だ。また毎月決められたお給料を貰うことができ、安定した収入を得られる。特定の資格を所有していたり、何か特別なスキルがあれば手当てを貰うことも可能だ。
任される仕事の幅も広く、様々な業務に携わる。高齢者の世話から施設の管理、医療機関との連携など重要な仕事を任されるのも正社員だ。
派遣社員は派遣会社と契約をして、希望した施設などに派遣されて仕事をする。働く期間は契約によって変わり、数カ月から数年程度など自由に契約期間を選べるのはメリットだ。
派遣先で働く前には介護に必要な資格を取得する期間が設けられたり、セミナーを受けたりと働く前の準備も充実している。給与や勤務時間などは担当者が派遣先と話し合ってくれるので、自分の希望が通りやすいのは嬉しいポイントだ。
パートやアルバイトは時給制で、働いた分だけ収入に繋がる。お金が必要なときにはシフトを増やして貰って長時間働けば、まとまった収入を得ることも不可能ではない。
夜勤などはほとんどなく、基本的には昼間の勤務のみになる。夜間に働きた場合は残業手当てや夜勤手当てが付くこともあるだろう。